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~デンデン君のひとり言~ 「SDGsとは何だろう?」
2021/05/15(土)
取り扱う問題が広範囲にわたるため「SDGsとは何か」と問われると、上手く説明できない人も多いかもしれません。
今回は、私たちのごく身近な問題を解消するための取り組み「SDGs」について分かりやすく解説します。
「持続可能な開発目標」実現のために
また、私たちが消費する資源が、地球が年間再生可能な資源の1.7個分にまで膨れ上がっていることも、直視すべき問題といえるでしょう。
たとえば、石油は2016年の時点であと50年ほどの埋蔵量しか残っていないとされています。
「このままでは資源が絶対的に不足し、枯渇してしまう」という危機的状況を、地球は迎えようとしているのです。その危機的状況を回避するために、始まったのがSDGsの活動です。
SDGsは「17の目標」と、それを達成するために設定された具体的な「169個のターゲット(達成基準)」で構成されています。
まずは地球規模で抱えている問題を改善するために掲げられた17の目標を、見ていきましょう。
- 1.貧困をなくそう
- 2.飢餓をゼロに
- 3.すべての人に健康と福祉を
- 4.質の高い教育をみんなに
- 5.ジェンダー平等を実現しよう
- 6.安全な水とトイレを世界中に
- 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 8.働きがいも経済成長も
- 9.産業と技術革新の基盤を作ろう
- 10.人や国の不平等をなくそう
- 11.住み続けられるまちづくりを
- 12.つくる責任つかう責任
- 13.気候変動に具体的な対策を
- 14.海の豊かさを守ろう
- 15.陸の豊かさも守ろう
- 16.平和と公正を全ての人に
- 17.パートナーシップで目標を達成しよう
今回は、この中でも私たちの生活に密着している7番目の目標「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」について考えてみましょう。
地球の未来を守る「再生可能エネルギー」
また、火力発電などによる環境への影響も、大変深刻なものとなっています。
世界中すべての人々が、安価かつ信頼のおける持続可能な近代エネルギーにアクセス可能な環境を用意するためには、再生可能エネルギーへのシフトが必要不可欠となっているのです。
化石燃料に代わってバイオマス熱を利用する「新エネルギー」や、風力や水力、太陽光発電といった半永久的に利用可能である「再生可能エネルギー」も、クリーンエネルギーとして期待を集めています。
日本でも現在、こういったクリーンエネルギーを積極的に扱っている「新電力会社」が、注目されています。
現在は数多くの企業が電力事業を扱っており、このように新しくできた電力会社を「新電力会社」と呼びます。
新電力会社は再生可能エネルギーを用いた、環境に配慮した電気調達に対して意識が高く、再エネを付加価値として大手電力会社と差別化を図っている企業が多い傾向にあります。
「電気料金を見直すなら『新電力会社』と呼ばれる新しい電力会社がおすすめ」という言葉を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
新電力会社は、既存の電力会社から切り替えてもらうために、価格設定がお得なプランを数多く用意しています。今、その波に乗ることで電気料金も抑えられ、環境にも優しい再生可能エネルギーを導入できるのです。
新電力会社への切り替えがSDGsに寄与することになるとしたら、それは魅力的な選択肢となるのではないでしょうか。
また、新電力会社の利用者が増えることは、太陽光発電や風力発電、水力発電の普及促進にもつながります。
新電力会社への切り替えがSDGs活動の一環に
SDGsでは教育や経済、ジェンダーなどさまざまな不平等をなくし、全員に平等な機会を与えようという基本姿勢を掲げています。
誰一人取り残すことなく、持続可能な社会を創出するためには、私たち一人ひとりが積極的にSDGsに参加する必要があります。政府や企業だけが参加しても、この問題は解決しないのです。
とはいえ、難しく考える必要はありません。たとえばわたしたちが電力会社を選ぶ時、新電力会社を検討・導入することで、SDGsに参加することができるのです。
まずは小さな一歩から、SDGsに参加してみませんか。